入店すると、まずまっすぐに伸びた12席用のカウンターが目を引き、そのカウンター越しに3名の寿司職人がきびきびと調理していて活気があります。

案内された席は、カウンターの中央。職人の技をまじかで見れました。

着席すると、まずお茶（緑茶）とメニューが運ばれ、食品アレルギーの有無を聞かれます。
 

メニューは、アラカルトメニュー、ランチニュー、お品書き、それにお持ち帰り用のメニューがありました。
メニューに値段が表記されているので、安心です。お品書きの一部には時価のメニューもありますが、気軽にスタッフに尋ねることができます。

今回は、ランチメニューの「江戸前スペシャル1.5（S90ドル」を選びました。

江戸前寿司がメインの「寿司盛り合わせ（握り15種類）、本日のお吸い物、デザート」のコースです。

では、紹介します。

🍵_{お通し「ほうれん草とえのきのお浸し」}

ランチメニューには書かれていませんでしたが、「お通し」がありました。品のよい出汁の風味に、このあとに続くお料理の期待度も上がります。

🍣_{「寿司盛り合わせ（15貫）」}

上段左から：大とろ、ひらめ、こはだ
中段左から：蒸しえび、カンパチ、まぐろ、さより、赤貝、スミイカ
下段左から：ほたて、明太子、とびこ、いくら、だし巻き玉子、煮あなご

オーナーで寿司職人の白石さんが、ネタの説明をしてくれました。
ネタのおいしさを際立たせるための技法を使った江戸前寿司の中でも、酢でしめたこはだ、しょうゆ漬けのまぐろ、煮あなごなどはその代表格だそうです。
「今日のいくら（すじこ）はそろそろ旬も終わりで皮に張りがあって一粒づつほぐれやすいですよ。横にするとこぼれてしまうので気を付けて...。」と、アドバイスもいただきました。

ゆずやあさつき、しょうが、シソなどを使い、こはだ、さより、スミイカは味にメリハリが付けられています。

漬けまぐろはねっとりとした独特の旨味、いくらははちきれんばかりの触感。一貫ごとにそれぞれ味の個性がありわくわくします。また、寿司屋の玉子焼きは特別などと言われますが、本当に別格の玉子焼きでした。

後で教えていただきましたが、江戸前とは「江戸の手前の東京湾」を指し、もともとは東京湾近郊で採れた魚介を使っていたことからそう呼ばれるようになったそうです。
一見派手ではないのですが、口にすると隠し味や、食感が工夫されメリハリが楽しめます。すし飯も一口にちょうど良いサイズですが、15貫いただくと満腹！

🍲_{本日のお吸い物「しじみとわかめ、三つ葉のお吸い物」}

お寿司のあとは、出汁の旨味が効いたあたたかいお吸い物。

おなかにすとんと落ち満足＆幸せ感倍増です。

🌸_{デザート「あんみつ」とほうじ茶}

寒天と求肥の間に見え隠れする赤えんどう豆！シンガポールで赤えんどう豆が入っている「あんみつ」になかなか出会えず、なつかしい寒天の食感と、甘いこしあんとともに日本を味わえました。お茶もほうじ茶にしていただけ、心遣いが伝わります。

カウンター席以外にテーブル席もありますが、寿司職人の技をライブ感でみられるのはカウンター席ならではです。

ぜひこのカウンター席で、本格的な寿司とともに江戸前の伝統の技をご覧ください。

高級ホテル内の寿司店でありながら、ランチメニューは思っていたよりもお手頃で、何よりリラックスして食事が楽しめるような気遣いに緊張もやわらぎ心置きなく過ごすことができました。

ホテルに続くショッピングセンター「マリーナスクエア」の2階にも通じています。お買い物の途中などにもぜひお立ち寄りください。
人気の店舗ですのでご予約をお忘れなく！

※掲載料金には、別途「税・サービス料」が加算されます。

SHIRAISHI Japanese Restaurant / 白石
所在地:The Ritz-Carlton Millenia Singapore Lobby (3F.)
電話番号:63383788
営業時間:＜ランチ＞ 正午〜2:30PM （ラストオーダー 2:00PM）＜ディナー＞ 6:00PM〜10:30PM （ラストオーダー 10:00PM）
定休日:無休
ドレスコード：　スマートカジュアル
※10歳以下のお子様連れのご来店は、日曜と祝日のみ可。

※上の情報は2021年1月時点のものであり、料金やメニューなどは店舗の都合により予告なく変更となる場合があります。
 

◎お問い合わせ
（JCBカードをお手もとにご用意のうえ、カード会員ご本人様からご連絡ください）