ゆっくりと長距離列車の旅なんて憧れませんか？

また、ロサンゼルスは何回も来たことがあって違うことがしたい!という方にもおすすめアムトラック／Amtrak乗車体験レポートです♪
今回はダウンタウン・ユニオンステーションから南に下ったビーチが目の前にあるサンクレメンテ・ピア駅の往復の旅です。

チケットは、アムトラックの公式ウェブサイトから購入できます。

eチケットが受け取れるので、駅の窓口に並ぶ必要がありません。
曜日によって電車の時間や車両の種類も異なりますが、カフェカーがついている、自転車が乗せられるなどの詳細を見ることもできます。
JCBカードですばやく購入できました！

今回は、往路をビジネスシート、復路はコーチシートにしました。

さぁ、出発です!

MTA B Line (Red)を使い、まずはユニオンステーションへ。

出口にはアムトラック乗り場へ向かう案内が出ています。
ユニオンステーションは、アムトラック以外にも同じ路線を走るメトロリンクなどもあり、ホームを間違えないように電光掲示板でチェックが必要です。

待合室には、バス、電車を待っている人がたくさんいます。が、もっとゆったり待ちたくありませんか?
アムトラックをビジネスシートで予約するとユニオンステーションにあるメトロポリタンラウンジが使用できます!

アムトラックサービスと書かれた表示のほうへ向かうとアムトラック窓口やレンタカー窓口があり、その左側に小さくアムトラック･メトロポリタン･ラウンジのサインがあります。

どこが入り口かしら?という感じですが、エレベーターまたは階段を登るとラウンジらしくない入り口が。

営業時間が書いてあるので間違いありません。入ってみましょう。

コンシェルジュの方が、チケットをチェックし、中へ入ります。

中は広々としていて、ソファーがいくつもあり、空いていました♪

ビジネスシートを予約しただけのことはあります。

これでゆっくり出発まで座って待てます。

さらに無料でマフィンやフルーツ、コーヒー、ジュースなどが食べられます。

朝早くて朝食が食べれなかった場合でもここで一息つけますね。
もちろん無料でWi-Fiも使えます。

電車が到着するホームは、変わることもあるそうですが、コンシェルジュの方に尋ねると教えてくださいます。
初めての方もご安心ください。

なぜなら、コンシェルジュの方がラウンジ入場時にチケットを拝見する際、乗車時間をチェックしているので、「そろそろ時間ですよ」と案内してくださいます!
時間になり、ホームへ移動しようとしたところ、先ほど入ってきた入口ではない裏口へ案内され、裏口には乗車口前まで送ってくださるカードが待機していました!

カートに乗ってホームのビジネスシート乗車口前まで送ってくださるので、間違った車両に乗ってしまう心配がありません！
ご高齢の方やお身体の不自由な方、移動が不安な方、お子様、記念日などの特別なときにもぜひビジネスシート予約を利用してほしいと思いました。
チップ用の1ドル紙幣もお忘れなく！

さぁ、乗り込みましょう！

ビジネスシートは、座席指定ではないため、席は早い者勝ちです。
１階席と2階席に別れており、１階は優先席や大きなトイレがあり、座席の大部分が2階にあります。

足回りはゆったり。机や足置きもついています。

テーブルがついている席は、3~4人のグループでないと座ってはいけないので注意。
海は進行方向右側ですが、降車駅のサン・クレメンテの手前まで行かないと海は見えないので、どちら側を選んでもさほどかわりはないでしょう。

動きはじめると車掌さんがチケットを確認しに来ます。

確認が終わると座席の上に、降りる場所によって異なる紙を差し込んでくださいます。
もし座席を変更するときは、この紙と一緒に移動しましょう。

席の横にはコンセントがついています。

皆さんスマートフォンやラップトップを使用していました。

Wi-Fiも無料で使用できます。WiFi設定からAmtrakを選ぶと接続画面が出てきます。

ビジネスシートは、車内でも無料でコーヒーやデニッシュ、ミネラルウォーターなどがもらえます。

落ちつける席を確保したら、車窓を楽しみましょう。

アナハイム駅では、アナハイムエンジェルスタジアムやARIC、ホンダセンターが見えます。

山のようなところを進んでいきますが、サンクレメンテの手前でいきなり海岸沿いを走ります。

警笛が鳴り、列車の旅らしい情緒を感じられます。

桟橋が見えてきたらサンクレメンテ・ピアです。

車掌さんが手前の駅を通過した時点で、「次ですよ」と教えてくださいます。

駅には長く停車しないので、到着前に出口へ移動しましょう。
サンクレメンテ・ピア駅は、海の目の前で、線路の横は砂浜です。

駅前には、レストラン、カフェ、ホテル、ミニマーケットなどがありました。
早速ピアへ向かいましょう！

砂浜、桟橋では喫煙できませんので、喫煙は手前のスモーキングエリアでどうぞ。

ピア入り口にはその日の波などの状態が表示されています。

サーファー、パドリングをする人もたくさんいました。

また、サンクレメンテ・ピアには、たくさんの釣り人が来ていました。

サバやパーチなどが釣れるそうで、イカも泳いでいました。
釣り糸をたらしましたが、この日は釣果なし。しかし、海がきれいで心が洗われました。

電車の時間30分前には準備しておいたほうがいいかなと片づけをしていると、テキストメッセージに「電車が遅れます。」というメッセージが届きました。
ウェブでチケットを購入する場合、遅延のお知らせを受け取る設定ができます！
Eメールまたは、アメリカのモバイルならテキストメッセージで受け取れます。

状況を確認できる駅員もいない無人駅が多く、切符販売機で購入の場合はついていない機能なので便利です。

釣りの後は、駅前のカフェBear Coast Coffeeでお茶をすることに。
海側に並んだシートで、サンセットを眺められます。

みてください、この眺め！特等席じゃないですか?　
カリフォルニア州の動物、熊をモチーフにしたロゴがかわいいカップなので、SNS風の写真も撮りました。

おいしいチャイを飲みながら、電車を待ちます。

暗くなってから、電車の遅延のメッセージがいくつも届き、この日は3時間遅れとなりました...。

帰りは自由席のため、混むと座る場所がないので多くの方が床や階段に座っていました。
今回は運よく、臨時車両のビジネスシートと同じタイプの座席が空いてたので無事座れましたが、確実に座りたい方は帰りもビジネスシートにすることをおすすめします🌸

アムトラックを利用する場合は、飛行機移動など時間が決まっている予定を後に入れないほうがいいかもしれませんね。
6時間以上の遅延の場合には保証金が出る保険があります。

切符購入時に入れるので、もっと長距離を移動するときは保険をつけるのもいいかもしれません。

アムトラックの旅の情景が伝わりましたでしょうか?

もうちょっと足を伸ばしてサンディエゴに向かうのも楽しいと思いますよ。
いつもと違う旅、アムトラックの旅をぜひ体験してみてください★

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