マレ地区散策のおすすめスポット!コニャック・ジェ美術館

マレ地区散策のおすすめスポット!コニャック・ジェ美術館

フランス / パリ

 

パリ右岸にあるマレ地区には18世紀まで多くの貴族が住んでおり、今でも中世の面影を残した建物が立ち並びます。

これらの邸宅を改装して生まれ変わった美術館がマレ地区には多く、コニャック・ジェ美術館(Musée Cognacq-Jay)もそのひとつです。

 

Cognacq-Jay 1
美術館正面入り口

 

閑静な通りにあるこの美術館には、パリの老舗デパート「サマリテーヌの創業者、エルネスト・コニャック氏とマリー=ルイーズ・ジェイ夫人のコレクションが所蔵されていて、絵画、家具調度品、陶磁器、彫刻、宝飾品、タペストリーなど18世紀の美術品が展示されています。

マレ地区散策で立ち寄るのに良い、穴場のスポットです。次回の散策先候補として要チェックですよ!😉

 

【目次】

 


 




行き方 ( メトロ最寄駅から入館まで)

 

コニャック・ジェ美術館は、メトロ1号線「サン・ポール(Saint-Paul)」駅から徒歩約6分のマレ地区にあります。

絵になる小さな美術館、おしゃれなセレクトショップ、ファラフェルサンドのテイクアウト専門店などが集まる、地元の人や旅行者たちに人気のエリアです!😊

 

 

metro Saint-Paul
メトロ1号線「サン・ポール」駅の看板

 

地上に出たらまず Pavée(パヴェ)通りへ進みます。

 

chemin 1
メトロ駅の地上からPavée(パヴェ)通り側へ
 
chemin 2
Pavée(パヴェ)通り


パヴェ通りをまっすぐ進み、フラン・ブルジョワ(Francs Bourgeois)通りとの交差点に差し掛かったところを、左へ曲がります。

 

MC Carnavalet FB
 ← Musée Cognacq-Jay の標識が見えたら左折

 

フラン・ブルジョワ(Francs Bourgeois)通りを左へ進み、角のレストランを目印にして、次の交差点を右折すると、エルゼヴィール(Elzévir)通りへ入ります。

この閑静な通りを進むと、やがて進行方向右側にピンク色の旗看板が見えます。

 

Cognacq-Jay 2
コニャック・ジェ美術館外観
 
Cognacq-Jay 1
正面入り口

 


特別展が開催されていない時は予約なし・無料で自由に見学できますが、特別展(有料)の開催期間中は事前オンライン予約が強く推奨されています。

無料のパンフレット(英語ほか)が用意されているので、こちらを参考に見学を楽しみましょう。

この日は人が少なめで、静かな環境のなか、ゆっくりと作品を鑑賞することができました。👍

 

 




見どころ

 

コニャック・ジェ美術館の前身は、パリの老舗百貨店「サマリテーヌ」の創業者エルネスト・コニャック氏が、当時オペラ地区のキャプシーヌ通りにあった「サマリテーヌ・ドゥ・リュックス」に併設して建てた美術館です。1981年にサマリテーヌ・ドゥ・リュックスが閉店し、のちに美術館も閉鎖されることになりましたが、これらのコレクションはパリ市に寄贈され、1990年に現在のマレ地区のドノン館にコレクションが移され再び公開されることになりました。😊

 

フラゴナール、ブーシェ、モーリスなどのロココ時代を代表する画家達の絵画をはじめ、マイセンの陶磁器や宝飾品、家具調度品、彫刻、タペストリーなど18世紀の美術品や工芸品のコレクションが展示されており、それらは精巧な作りで美しく、心を奪われます
作品を通じて当時の洗練された文化や上流階級の生活などが想像できるのも楽しいです。

各部屋ごとのテーマに沿った優美なインテリアも見どころで、ヴェルサイユ宮殿で王家が使用していたとされる天蓋付きの素晴らしい装飾のベッドや、豪華でエレガントな家具調度品の数々が置かれているメインのサロンも必見です。

見学を終えて、コニャック・ジェ夫妻が望んだ「すべての人々と美を分かち合うことができる美術館を」という思いがわかるような気がしました。😊

 

Cognacq-Jay 4

 

美術館の敷地には美しい庭園があり、椅子やベンチが置いてある静かな空間。

このあとのマレ地区散策再開の前に、少し休憩して見学の余韻を味わうのもいいですね。

癒されること間違いなしです。

 


 




おみやげショップ

 

見学の後は、美術館の入口近くにあるショップコーナーでおみやげを探してみるのもいいですね。

絵はがきや美術館や特別展の関連書籍、美術書などが中心ですが、オリジナルエコバッグやお土産に人気のある二ナスの紅茶などもありますよ。

 

静かな雰囲気の中、美術館の中庭で小鳥たちのさえずりを遠くに聞きながら何気なく手に取ったのは、鑑賞したばかりの絵画がそのまま絵はがきになったもの。

 

Cognacq-Jay carte1
絵はがき

 

写真左上は、フランソワ・ブーシェ作「狩りから帰るディアナ」。ロココ時代を代表するフランスの画家で、上流社会の人物の肖像画や神話画などを多数描きました。

写真右上は、ジャン=バティスト・グルーズ作「赤いチョッキの少年」。同じくフランスの画家で、当時の市民生活を題材にするなど現実的側面をとらえた風俗画を制作し、市民階級の人々から支持されました。

 

Cognacq-Jay carte2
絵はがき

 

 こちらは陶器のコレクションが絵はがきになったもの。どれも細部まで精巧に作られていて、多彩な色遣いがとても美しいので、思わず見入ってしまうほど。


 


 




マレ地区のおすすめツアー紹介

 

マレ地区は美術館見学の他にも散策する楽しみがたくさんつまった魅力的なエリア。

滞在スケジュールに合えば、マレ地区散策ツアーに参加してみるのも新しい発見ができそうです。

 

●ゲット・ユア・ガイド/GetYourGuide

 

現地ツアーやアクティビティのオンライン予約ができるゲットユアガイド/GetYourGuideでは、複数のマレ地区散策ツアーが企画されています。

24時間対応カスタマーサービスなので安心です。😉

 

ツアー詳細は下のリンクからご覧ください。👇

●「マレウォーキングツアー:パリのライフスタイル」... 楽しく知識豊富なガイドと歴史的なマレ地区を散歩(日本語あり)

 

●「マレ地区:ウォーキングツアー」... ガイドと共にマレ地区の小さな通り、中庭、邸宅などを散策しながら、ヴォージュ広場などの人気スポットを巡るツアー(英語)

 

その他のマレ地区周辺各種ツアーの詳細はこちらから👇

 

 


 




美術館基本情報

 

◎コニャック・ジェ美術館/Musée COGNACQ-JAY

所在地:8 Rue Elzévir 75003 PARIS

電話番号:01 40 27 07 21

営業時間:火~日 10:00AM~6:00PM (※チケット販売は閉館の45分前、ブティックは15分前まで)

※12/24・12/31 10:00AM~5:00PM

定休日:月曜、一部の祝日

交通手段:メトロ1号線「サン・ポール(Saint-Paul)駅」から徒歩約6分

 

【入館料(2023年1月時点)】

<常設展>
無料

<企画展開催時>
一般料金 8EUR
18~26歳 6EUR(年齢証明要)
18歳未満 無料(年齢証明要)
 

※企画展により料金が変動する場合があります。
※パリ・ミュージアム・パス対象外施設。
※特別企画展期間中は、公式サイトより事前オンライン予約が強く推奨されています。

 


 

※現地窓口でチケット購入の場合のみJCBカードでお支払いいただけます。
※施設側の都合や情勢などにより、現地窓口ではチケット販売ができない場合があります。現地窓口が営業している場合、収容人数に規制があるため空席状況に応じたご案内となります。
※セキュリティー強化のため、荷物検査があります。スーツケースや大きな手荷物は持ち込みが禁止されていますので、手荷物は出来る限り最小限にお願いします。
※ JCBプラザ ラウンジ・パリ、JCBプラザコールセンター(日本)にてチケット購入代行やご自身で予約したチケットのお問い合わせは承っておりません。

 

※上の情報は2023年1月上旬のものであり、施設側の都合や情勢などにより予告なく変更となる場合があります。

 

◎お問い合わせ(JCBカードをご用意ください。)

日本から(お電話):JCBプラザ ラウンジ・パリJCBプラザコールセンター(日本)
現地にて(お電話・ご来店):JCBプラザ ラウンジ・パリ


 

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