「プラナカン博物館」で希少な文化に触れる
待望のプラナカン博物館が、2023年2月17日(金)にリニューアル・オープンしました。
プラナカンとは、マレー語で『地元生まれの子』という意味です。15世紀の大航海時代、海外から商売をしに来た人と地元の人が結婚し、その地に定住してできた子孫の人たちのことを呼びます。
海外貿易で巨額の富を得たプラナカンの人たちは、中国、マレー、ヨーロッパなどの文化を融合させた独特の文化(美学、食文化、クラフトなど)を築いていきます。
そのユニークな文化を集めたプラナカン博物館は、地下鉄(MRT)シティーホール駅(City Hall)から徒歩約7分のアルメニアン・ストリート(Armenian Street)にあります。

3階建ての博物館は、中央が吹き抜けでランタンが飾られていました。
吹き抜けの周りには、階段があり、順番に展示品を見ることができます。(奥にエレベーターもあります。)

今回は、プラナカン博物館の特にすばらしいコレクションの「食器、ビーズ細工とファッション」の一部を紹介します。
2階ー陶磁器と食文化(Ceramics and Food Culture)
プラナカンの食器は、ピンクやエメラルドグリーンなど明るい配色で、絵柄は縁起の良い鳳凰や花が描かれてるものが多いです。

アンティークのプラナカン食器一式がずらりと並べられたテーブル。

3階ー装飾テキスタイル(Decorative Textiles)
プラナカン女性(ニョニャ)は、年頃になると刺繍やビーズ細工を習い「嫁入り道具」として、見事なビーズ細工や刺繍の衣類やインテリア雑貨を持参したそうです。
この作りかけの作品で、細かいビーズでの作業がどんなものか想像できます。

手前の大きなターコイズブルーの作品は、極小サイズのビーズで作られています。
いったいどれほどの時間を費やして作られたのでしょうか、気が遠くなります。

3階ーファッション(Fashion)
刺繍入りブラウス(クバヤと呼ぶ)、ろうけつ染め(バティック)の腰巻(サロン)などが展示してあります。
透けてしまうほど薄手の布地に、いろいろなデザインの刺繍が施されています。

歩く宝石と謳われたプラナカン女性(ニョニャ)は、髪には金銀の飾り、足にはビーズ細工のサンダルと、まさに「頭のてっぺんから足のつま先まで」おしゃれをしていたそうです✨

シンガポールにお越しの際は、ぜひきらびやかなプラナカンの世界をご体験ください。
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プラナカン博物館を見学の後に、プラナカン料理はいかがでしょうか?
博物館のすぐ近くに(徒歩約1分)、「トゥルー・ブルー 」があります。
詳細はコチラ
Peranakan Museum
所在地:39 Armenian Street Singapore 179941
電話番号: 6332 7591
開館時間:年中無休 10:00AM~7:00PM、金曜日 10:00AM~9:00PM
見学料金:大人S$12.00 、学生・シニア(60歳以上)・障害者S$8.00、6歳以下の子供・シンガポール国民・シンガポール永住者(PR)は無料、※特別展などは別料金、詳細はこちら
所要時間の目安:約1時間
日本語ボランティアガイド:現在準備中(スケジュールはこちらから)
※上の情報は2023年2月時点のものであり、料金や展示状況などは博物館の都合により予告なく変更となる場合があります。
※見学料金はすべてシンガポールドルで、消費税込みです。
お問い合わせ
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現地にて:JCBプラザ ラウンジ・シンガポール
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