「バードパラダイス」は2023年5月にオープンしたアジア最大級の鳥類園です。400種、3500羽以上の鳥類が生息し、そのうち24％が絶滅危惧種に指定されています。10個のテーマエリアに分かれており、世界中の鳥類の生息地が再現されています。そのうち、8ヵ所の放し飼いエリアで大自然の中を飛び交う鳥たちを観察できることが最大の魅力です。園内のアクティビティを通して鳥類の保護活動について学べます。

目次

事前準備

バードパラダイスの入口にはチケット販売窓口がありません。事前に購入しましょう！JCBカードを使って入場券を公式サイトからオンラインで購入すると 50% オフ（４枚まで）。

マンダイの公式アプリ（英語、中国語対応）のダウンロードがおすすめです！園内の地図、ショーの時間、飲食店の営業時間などが確認できます。半日、１日のモデルコースも参考にできます。事前に日本語の地図をダウンロードしたい方はこちらから。

バードパラダイスでは、自然環境を再現するため、檻がありません。常夏のシンガポールでは帽子、日焼け止めを持参するのがおすすめ！園内に6つの給水所があります。環境保護に貢献するためマイボトルを持参しましょう。

事前準備完了！バードパラダイスへ出発！

アクセス

バードパラダイスへは、カティブ駅（Khatib MRT）A出口発のシャトルバスが一番便利です。料金は７歳以上の方はS＄3、7歳未満のお子様は無料で、約20分かかります。マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ敷地内発、カティブ駅行きのバスは無料です。

バスは通常15分間隔、23時から深夜0時までは20分間隔で出発します。１つ目のバス停で降りてください。

路線バスも利用できます。アクセスの情報はここをチェック！

エリアの紹介

10個のエリアの中から今回は4つ紹介します。

檻がないテーマエリアの出入口は二重ドアのため、緑の「ENTER」が点灯するまでドアを開けないでください。ルールを守り、鳥たちと距離を置き鑑賞しましょう。

Rwanda Nyungwe Forest Heart of Africa

「ルワンダ・ニュンゲェ森林 ハート・オブ・アフリカ」は中央アフリカの緑豊かな森の渓谷をモチーフに設計された展示です。この園内最大の展示にヨウム、ムクドリなど80種類の鳥が生息しています。

吊り橋を渡って隠れている鳥や歩いている鳥を見つけてください！

餌やり体験（S＄8）はとても人気なので事前予約がおすすめです。餌のミールワームが入っている容器を掲げるとすぐ鳥が飛んできます。ヨウムが餌を食べている姿が間近で見られる貴重な体験ができます。

Kuok Group Wings of Asia

「クォックグループ・アジアの翼」に入ると、ゆるやかな棚田や曲がりくねった竹の通路などがあり、まるでインドネシアのバリ島にいるような気分になれます。ここでは30種を超える東南アジアの鳥が観察できます。

このエリアでは水辺の鳥たちへの餌やり体験ができます（S＄8）。水田で水を浴びているペリカンに魚を投げるとすごい勢いでキャッチします！

Hong Leong Foundation Crimson Wetlands

「ホンリョン・ファウンデーション・クリムゾン湿地帯」ではコロンビアのサン・ファン・クリの滝をモチーフにした高さ20mの滝があります。鳥たちが自由に飛べるように支柱を置かないように設計されました。滝を背景にして、ショウジョウトキ、ベニヘラサギ、フラミンゴなどのカラフルな鳥が飛び交う瞬間をぜひカメラに収めてください！📸

Crimson Restaurant

２階にある「クリムゾンレストラン」では窓側の席からクリムゾン湿地帯エリアを一望できます。レストランの内装はフラミンゴをテーマにしていてとても色鮮やかです。地元の有名シェフが監修したメニューが提供されます。

今回は3品ランチコースをいただきます！前菜、メインとデザートのメニューから１品ずつ選べます。

3品ランチコース　　S＄58（消費税、サービス料別途）

前菜は「焼きホタテの貝柱」。大きいホタテの貝柱が彩りの良いサラダにのっており、ドレッシングのバルサミコ酢と相性が良い！サラダに入っているスイカがほんのりと甘く、食材本来の味が楽しめる一品です。

Pan-seared Scallops

2品目のメインディッシュは魚料理の「グリルバラマンディ」です。バラマンディの皮がパリパリで、身はしっとり！トマトベースのソースを淡白な魚、エビ、ムール貝にかけて食べると魚介類の旨味とマッチしてもおいしいです。

Grilled Barramundi 

デザートは「レッドベルベットモルテン」にしました。赤いフォンダンショコラに白いフラミンゴの模様が描かれています。バニラアイスとベリーが添えられた一皿です。温かいケーキを冷たいアイスと一緒に食べると絶妙なバランスでおいしい！

Red Velvet Molten

窓の外で休んでいるアカコンゴウインコがかわいくて写真を撮っちゃいました。🦜

食後にはコーヒーをいただきました。この店のOwa Coffeeは、インドネシアのジャワ島に生息する絶滅危惧種のテナガザルを守るプロジェクトから作られたコーヒー豆を使用しています。1杯のコーヒーが環境保護や野生動物保護につながります。

このレストランのメニューは約3ヵ月ごとに変わるそうです。

Sky Amphitheatre

2000名を収容できる円形劇場「スカイアンフィシアター」ではプレゼンテーションと呼ばれる2つの鳥のショーが鑑賞できます。各ショーは1日2回、約15～20分行われます。

Predators on Wings

「翼をもった捕食者」というショーは猛禽類の姿が間近で見ることができ、迫力満載です。食物連鎖の頂点に立つ鳥たちですが環境破壊によって絶滅の危機に瀕しています。鳥たちが持つ本来の能力を楽しみながら自然保護も学べるショーです。

Wings of the World

「世界の翼」のショーでは鳥たちがトレーナーと一緒に素晴らしいパフォーマンスを披露します。賢いインコたちと飼育員の交流が面白かったです。特に印象的だったのはアミーゴというキエリボウシインコです。歌うパフォーマンスが素晴らしかったです。

ショーのクライマックスではペリカンとフラミンゴの群れがステージにあがり、色とりどりの鳥たちが目の前に広がります。ショーの後、プレゼンテーションに登場した鳥たちと記念写真を撮ることもできます。

Ocean Network Express Penguin Cove

3階建てのオーシャンネットワークエクスプレス ペンギンコーブでは亜南極の風景を再現し、1つの展示で4種類のペンギンのかわいい姿が見えます。このエリアでは間近で全速力で泳ぐペンギンたちが鑑賞できます。

Penguin Cove Restaurant & Penguin Cafe

洋食のメニューが豊富でペンギンがテーマのメニューもあります。レストランの席からペンギンが泳いでいる姿を見ながら食事が出来ます(^▽^)/

メインのFarm & Friesをいただきます。パリパリに焼かれた鶏もも肉とソーセージにマッシュルームソースがかかっており、ポテトとサラダが付いています。マッシュルームをふんだんに使ったソースが濃厚で肉とポテトにとても合っています。ボリューミーな一品です！

Farm & Fries　S＄19.90

白身魚の天ぷらを自家製タルタルソースにつけるとさっぱりとした味わいに。

Fish Fingers　S＄9.90

ライチジェリーとホイップクリームをベースに新鮮なフルーツをふんだんに使用したパフェ。なめらかな食感のフルーツはあっという間に食べちゃいました。特にペンギンの形をしたメロンは格別においしく感じました。

Penguin Lychee Parfait　S＄10.90

2階のカフェではペンギンがテーマ🐧のサンドイッチ、ケーキなどを売っています。小腹が空いた時に食べてみませんか。イチオシはペンギン中華まん。迷わずに頼みました。

中にはなめらかな舌触りのこしあんがたっぷり入っています。

Penguin Red Bean Pau S＄3.90

ラズベリーチョコフィユティーヌ。ラズベリーチョコレートケーキの上には、ペンギンの形をしたチョコレートが乗っていてかわいさ満点！酸っぱいラズベリージャムとカリカリ食感のフィユティーヌの相性が最高でした！

Raspberry Choco Feuilletine S$5.90

最後はペンギンの形をしたチョコレートアーモンドクッキーをいただきました。

Choco Almond Shortbread S$3.50

Bird Paradise Shop

出口付近のギフトショップでは、かわいいぬいぐるみなどのグッズが購入できます。エコバッグ、水筒、Tシャツなどデザインは色とりどりでおしゃれ！

Mandai Wildlife West 

バードパラダイスに隣接している「マンダイ・ワイルドライフ・ウェスト」には飲食店やプレイゾーンが充実していて園外に居ても存分に楽しめます。

Birds of Paradise Gelato

この店のジェラートは植物由来の材料にこだわっていて花、豆、ハーブなどを使って作っています。東南アジアの食材を活かしたジェラートは特別感がありますね。

ダブルコーンを注文して、ジェラートはマカダミアナッツバタフライピー味とストロベリーバジル味を選びました。バタフライピー味のジェラートは白と水色で青空と雲のコントラストのようなかわいい見た目。ストロベリーとバジルが意外と相性が良くさっぱりした味わい。

アフォガートのジェラートはピスタチオ味を選びました。ジェラートがコーヒーに溶けてナッツの香りを加わり、1杯で2種類のおいしさを堪能しました！

（左）Double cone: Macadamia Butterfly Pea, Strawberry Basil S$10.30

（右）Affogato (Pistachio) S$10.50

プラザスタッフの感想

名前の通り「鳥の楽園」は、一日中ゆっくりと鳥と戯れることができるすてきな場所でした。色とりどりの鳥たちを見てうっとりしたり、かわいいペンギンを見て癒されたり楽しい時間を過ごせます。各エリアの間にあるエアコンの効いたハブという施設には、遊んだり触ったりしながら、鳥のことが学べます！

探検トレイルで隠れている鳥を探すのがおすすめです。檻がないので、自分が鳥たちの世界の一部になれるのが新感覚で面白かったです。珍しい種類の鳥がたくさんいますので是非じっくり観察してください。バードウォッチャーにとっては楽園に間違いなし！

※上の情報は2024年6月時点のものであり、料金やメニューなどは店舗の都合により予告なく変更となる場合があります。

※掲載料金はすべてシンガポールドルです。「Crimson Restaurant」以外の料金はすべて消費税込みです。「Crimson Restaurant」の料金には、別途消費税とサービス料が加算されます。

※お支払いにはJCBカードをご利用ください。

お問い合わせ

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