ハワイでイスラム?!夢の豪邸散策ツアー
突然ですが、「シャングリラ」という言葉をご存じですか?
1933年に出版されたイギリスの作家、ジェームズ・ヒルトンの「失われた地平線」という小説に出てきた言葉で、「理想郷」、日本でいう「桃源郷」の意味で使われている単語です。
そんな「シャングリラ(理想郷)」と呼ばれた豪邸が、
ハワイのダイヤモンドヘッドの麓にあるのをご存じでしょうか😊
しかも、邸宅を巡るツアーがあるんです🌟
ホノルル美術館主催のツアーで、その名も「シャングリラ・ツアー」!!
邸宅のなかに入るには、このツアーに参加しなければなりません。
これは行ってみないと!!
体験レポートをご披露する前に、この「シャングリラ」、誰の理想郷として建てられたのか、簡単にお話しましょう。
この邸宅を建てたのは「ドリス・デューク」という女性。
1912年、アメリカの大富豪のひとり娘として生まれました。
12歳でドリスの父が他界すると、莫大な財産が彼女に残されます。
彼女が成人し、結婚したとき、ハネムーンで9ヵ月も!!かけて世界各国を巡ります。
さすが大富豪😁
そのときに彼女が目にしたイスラム文化の芸術と、ハネムーン最後の滞在先であるハワイの自然で、その魅力の虜になってしまいます💕
そこで、ダイヤモンドヘッドの麓に5エーカー(6,000坪強)の土地を購入🌟
イスラム圏のありとあらゆる芸術品を世界中から取り寄せたそうです。
イスラム芸術の美術館と言っても過言ではありません。
ドリスお気に入りの芸術がお気に入りの場所に集約された、理想郷。
これが「シャングリラ」なのです。
ではでは、気になるお宅拝見、行ってみましょう!
集合場所はホノルル美術館。
まずは、正面入口脇にある受付でチェックイン。
ここで美術館のパンフレットとシャングリラツアー参加者用のステッカーをGET。
集合場所(パーム広場)は美術館の奥にあります。
歩いて約3分の場所です。
↓がパーム広場の様子
ここで待っていると、係の方がやってきて名前の確認。
参加者の目印となる名札をさらにGET。
日本語ツアーはピンク、英語ツアーはブルーです。
案内された美術館の裏口を出て、専用シャトルに乗り込みます。
バスに揺られること約20分。
待ちに待った、シャングリラに到着です👍
ここで日本語ガイドさん(エツコさん)とご対面。
なかは勝手にうろうろできないので、エツコさんに付いていきます。
いよいよこれから90分のツアーのはじまりです。
玄関は・・・意外にもシンプル。
これが豪邸の入り口???
ちょっとしたお金持ちの家と変わらない印象😊
ところが、一歩なかに入ると・・・・本当に驚き😲!!
壁も天井も飾られている調度品もどれもこれもすべてがすばらしい!!
本場から取り寄せた細かい職人技がキラリと光る逸品ばかり!!
製作に1年を費やしたという、壁一面に張られたタイルや6世紀に作られたという貴重な壷も何気に置かれています。
うれしいのが、飾られている調度品の周りにロープがないこと!!
もちろん手に触れてはいけないのですが、間近で見ることができます👍
室内は撮影禁止だったので、このすばらしさを画像でお伝えできないのが本当に残念です。。。。😭
エツコさんのイスラム芸術やドリス・デュークに関する知識は豊富で、流れるようなお話にもついつい吸い込まれます。
説明を聞きながら、リビングやダイニング、中庭をゆっくり巡り、裏庭に出ます。
ここでようやく撮影許可が出ました💕
いくつか撮影できたものをご紹介します。
テラスの壁を彩るタイル・・・本当に細かい仕あげです。
プールとその奥に見えるプレイハウス
ドリスの寝室がある建物
テラスからの眺め
幾何学的なデザインが特長のムガール庭園
どこをとっても、すべてにうっとり〜。
彼女には子どもがいなかったため、ドリスが亡くなった後は、自身の意思でこの邸宅を改築し、現在のように一般の方に開放し、イスラム文化・芸術をより多くの方に知ってもらう場として提供されるようになったそうです。
ドリス・デュークの思いをハワイの風とともに感じながらゆっくりとしたぜいたくなひとときを過ごすことができました♬
イスラム芸術に関心のある方、ぜひご参加ください。
ツアーのご予約は、JCBプラザ ラウンジ・ホノルルで承っています。
ツアー代金には、ホノルル美術館入館料(大人US$20)も含まれています。
美術館もとってもすてきなので、ぜひ、ツアーの前後に美術館見学も楽しんでください♪
【ツアー詳細】
ツアー名:シャングリラ・ツアー
料金:おひとり人様 US$25 +U$2(事務手数料)
(8歳以下のお子様は参加できません。)
予約完了時にJCBカードよりツアー代金をお支払いください。
予約完了後のキャンセルはできません。
催行日:日本語ツアー:毎週水・木・金 正午〜
(独立記念日、9月、感謝祭、クリスマスは除く。)
他に英語ツアーもあります。詳しくはコチラ
その他:大きい荷物はシャングリラ入り口で警備員にお預けください。
荷物預け料は無料です。
邸内は段差が多いため、歩きやすい靴でご参加ください。
邸内は冷房設備がありませんので涼しい格好でご参加ください。
******************** おまけ **********************
【市バスでの『ワイキキ⇔ホノルル』美術館までの行き方・帰り方】
市バス未体験の方に、簡単にバスの乗り方も案内しちゃいます。
(もう少しお付き合いください😊)
クヒオ通りの山側のバス停で2番のバスが来るのを待ちます。
バス停はこちらの看板が目印↓
市バスのバス停であることと、何番の路線バスが停車するかをこの看板でチェックします。
日本のバス停と違って、停留所の名前が書かれていないので路線番号だけが頼りです。
ここで、現金(大人ひとり2ドル75セント)を準備しておきましょう。
バスが来たら、運転手の手元にあるこの箱にお金を入れます。
(向かって右がお札、左がコイン)
おつりは出ませんので、ご注意を。
バスに乗って約20分、ホノルル美術館の目の前でバスが止まります。
バスのなかの電光掲示板に「Ward-Neal Blaisdell Center_Honolulu Museum of Art」など、次に止まる目的地が表示されます。
帰りは、反対車線のバス停から同じ路線のバスに乗ればOKですが・・・ホノルル美術館の目の前の通りは一方通行なので残念ながら少し歩かなくてはなりません🏃
美術館の目の前にある公園(トーマススクエア)の向こうにある、通りまで歩きます(約3分)。
信号を2回渡って、「ニールブレイズデル」というコンサートホールの目の前のバス停で2番バスを待ちます。
ここで待っていると、来ました!!2番の市バスです。
これに乗れば、ワイキキに戻ることができます。
皆さんもぜひ、お出かけくださいね~。
※上の情報は2019年4月下旬現在のものであり、予告なく変更される場合があります。